103系制作記-1-

2017年1月末に作り始めた103系のアドオンがようやくdatを書く段階まで来ました。

……が、車両数が以前制作した近郊型車両と段違いな上、写真などの資料が不足しているため非常に難航しています。特にJR化後の数年、東ではAU712で、西ではWAU102で冷房化が進められたような時期です。今回はAU712による冷房化についてまとめていきます。

 

AU712による冷房化は以下の3種類の形態に分かれます。

  1. MG給電・側面方向幕設置
  2. MG給電・側面方向幕未設置
  3. SIV給電

MG給電はAU75による冷房化と同様、モハ102形のMGから給電される方式です。一方、SIV給電は屋根上に追設したSIVから自車の冷房電源を賄う方式で、引通し線を持たないために組成に制限があります。1988年度から改造が始まり、最初はMG給電、次いでSIV給電となります。

 

実車の話はここまでにして、本題のアドオンの話に移ります。

資料不足により、いくつかの壁にぶち当たりました。一つ目は、MG給電車の側面方向幕の有無です。前車の方向幕と隣接する偶数向きクハの方向幕が省略されるのは予想がつきますが、他の車両がどうなっているのかはほぼわかりませんでした。唯一分かっていたのは、仙石線に転用された車両が全車追設されていたということだけです。

二つ目はdatでは欠かせない登場時期と引退時期です。そもそもどの車両がAU712で冷房化されているかがわかりませんし、その車両がいつどの塗装を纏っていたかなんてのはもってのほかです。常磐線や京葉線、武蔵野線は2004~2006年頃まで103系が残っていたこともあって多少の資料はありましたが、それ以外の線区はほとんどありません。新車導入による玉突きで早くに廃車されたのか、もしくは直接の新車導入で廃車されたのかはわかりませんが、どちらにしろ全体像がつかめなかったわけです。

 

ということで、某所に行ってJR化後数年間の電車編成表を読み漁ってきました。定価だと1冊2,500円くらいなので入場料と往復運賃を考えても圧倒的にお得です()

調査結果を全部公開するのはアレなので大まかにまとめます。

  • MG給電車のMcM'・MM'ユニットの大半は側面方向幕設置済
  • MG給電車のTは側面方向幕の有無が約半々
  • 先頭車はMcとTc500がほとんどで、Tc0は奇数、偶数向き共にごく少数
  • SIV給電車は最初は京浜東北線と中央総武緩行線、後に常磐線と京葉線に集中して配置
  • 冷房化して2~3年で廃車されている車両もちらほら

SIV給電車が当初京浜東北線に集中していたのはATC化の組み換えが原因だと思われます。とはいえ各線区に205系や209系が導入されたことで廃車されたり転配されたりしていて、割とすぐに数は減っていったようです。常磐線と京葉線は分割運用があったためにSIV給電車であってもクモハが重宝されたのでしょう。常磐線に至っては偶数向きクハがSIV給電車じゃないといけないといけない編成もありましたし。

 

JR電車編成表は誤植が多いので必ずしも正しい調査結果が得られたわけではないと思いますが、全くないよりは全然マシです()

 

長くなりましたがここまでです。アドオンの公開はまだ先です()